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Q&A
- 何才頃が矯正治療に最も適しているのでしょう?
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不正咬合には、あごの位置がずれてなるものと、1本1本の歯が正しい位置に生えてこなくてなるものがあります。
つまり、「骨に原因」がある場合と「歯に原因」がある場合に分かれるのです。
この違いによって矯正治療のスタート時期と治療期間に違いが生じます。
いずれにしても、乳歯から永久歯にはえ変る期間、すなわち小学校の低学年から中学生にかけては、骨や歯の反応が速く、治療にとって適した時期と言えます。
この時期は顎の骨の成長量が極めて大きい時期でもありますので、適切にスタート時期を捉える必要があります。
開始時期についての詳しい説明を参照してください。 - 成人でも矯正できるのでしょうか?
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もちろん出来ます。
成人の矯正治療の特色は、顎の骨の成長を治療に利用できない点です。
従って、より厳密な矯正治療をしなければ患者様の高い要望に応えられません*。
基本コンセプトは患者様の美しさに配慮すること、そのためにベストの手法をもちいて治療するよう努ております。
成人矯正の治療結果は、抜かないの?のコーナーでご覧頂けます。
*アンカーロスを起こしてしまいます。
また、もし患者さまに歯周病がある場合は、歯周専門の歯科医師とチームアプローチによって問題をクリアしています。
当院ではこのチームアプローチによって矯正治療の枠をさらに高齢者にまで広げております。
- 矯正治療はどのくらいの期間かかりますか?
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小学校低学年期に行う矯正治療はおよそ1年間です。
それを過ぎると、11才以降に開始するようになりますが*、治療期間は約2年~3年間です。
大人になって開始した矯正治療もほぼ同じ様なものですが、あごのずれが大きい等のシビアなケースでは更に期間がのびる事もあります。
治療期間中の来院サイクルは1ヶ月に1回程度です。
*小学校低学年の開始適齢期を過ぎてしまうと、しばらく矯正治療を開始しない時期があります。
理由は上あごと下あご成長の狭間(成長していない時期)に差しかかるからで、つまりはこの時期、成長を有利に使えないからなのです。
ただし、治療を急ぐ理由があるときは、この限りではありません。 - 矯正治療はどのくらいの治療費がかかるのでしょうか?
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当院の矯正治療費は、「治療毎の調節料等の支払いが無し」 「治療期間が予定より延びた場合の追加料金が無し」など、患者様の立場にたった料金システムを採用しております。
矯正治療費は難易度や期間によって差があり、自由診療のため医院によって費用もまちまちです。
当院では、出来るだけ患者様の負担を軽減するため、国立大学病院など公的医療機関と同程度の料金設定にしております。
具体的な矯正治療費や初診相談についての詳しい説明を参照してください。
矯正料金についての詳しい解説はここをクリック - 痛みはありますか?
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当院では出来るだけ痛くない矯正治療を目指しています。
たとえば、体温によって性質の変わる形状記憶合金COPPER Ni-Tiワイヤーを使用し、 歯に加わる力を最小にするなど、装置や技術的に解決出来るものには最善の努力をしています。
しかし、痛みは歯が動いている証拠でもあり、浮いたような痛さが数日続く場合もあります。
痛みについては個人差が大きく「ほとんど痛くなかった」と感ずる患者様もおられますが、痛がる患者様も少なからずおられます。
ただし、虫歯などの痛みとは全く違う種類の(痛痒い)痛みです。
※ネットなどに、まったく痛くない矯正治療を行っているかのような表記を見かけますが、非現実的です。
歯の動きが生体の反応である以上、程度の差はあれ痛みを伴うものです。
たとえばH19年7月に札幌で開催された市民公開講座「みんなの歯ならび教室」において、 北大の飯田順一郎教授は「歯の動きは生体の反応であり、個人差はありますが痛みを伴います」と明確に述べています。
ただし、痛むのは装置をセットしてから3日から1週間程のものだと思っていてください。 - 顎関節症と言われました。矯正で直るでしょうか?
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顎関節症の多くは矯正治療によって改善すことが出来ます。
但し、全ての顎関節症を矯正だけで治せるとは限りません。
当院では必要に応じ顎関節のエキスパートとチームを組んで取り組んでおります。
顎関節症についての詳しい解説はここをクリック - 口元をキレイにしたいのですが、美容整形との違いは?
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同じようなものとお考えになるかも知れませんが、美容整形と矯正治療は大きく違います。
美容整形は、人工的なものを詰めたり体の一部を切り取って美を演出しています。
一方、矯正治療は自分の歯と顎を使って、患者様にもとから備わっているだろう美しさを引き出します。
不正咬合は患者様の歯並びや横顔が、何らかの原因によってバランスを崩した状態です。
矯正はその原因因子を取り除くことによって、患者様が美しくなるお手伝いをしているのです。
美容整形と矯正治療の違いは、人工的な美しさなのか、本来の美しさなのかの違いです。■これは患者様から教えていただいたことなのですが、鼻の整形をして高くした場合、詰めたプロテーゼが動いてしまうのだそうです。
どうしてもそれが「気持ちが悪く(本人談)」取り出してしまいたいと希望していました。
プロテーゼを取り出した後、代わりに矯正治療により口元を後退させたかった、口元がさがれば鼻が高く見えるからです。
■別の患者様の話しによると、最近はプロテーゼを入れるより、取り出す手術の方が多いのだそうです。
その患者様によるとプロテーゼは10年くらいしか持たないので、取るか入れ替える必要があるとのことでした。
■矯正治療でモッコリした口元をしておられた患者様が、矯正治療によって口元がキレイになった結果、 久しぶりにあった友人に「整形したの?」と聞かれたそうです。
モッコリとした口元が引っ込んだため、 鼻がスッキリ高く見えるようになったのですね。
症例はこちらのページの「整形したの?」をご覧下さい。【本来の美しさ】 当院の矯正治療が終わった後、お客様に容姿をお見せする仕事についた方がおられます。
この方々は、いずれも矯正治療だけで美容整形はしておりません。
バランスを取り戻して獲得した「患者さま本来の美しさ」が評価されたと嬉しく思っています。 - 顎の骨が大きくズレているのですが治せますか?
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遺伝などで顎の骨が大きくズレていたり、成長の過程で骨のズレが大きくなりすぎてしまった場合は、 矯正と口腔外科が協力して行う外科矯正でキレイに直すことが出来ます。
外科矯正についての詳しい解説はここをクリック - 歯を抜きたくありません。抜かずに治せませんか?
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当院では出来るだけ抜かない方針で治療に当たります。
それでも抜歯と診断しなければならないときがあります。
その理由については抜かないの?のコーナーにまとめました。
結果に大きな違いがありますので是非ご一読下さい。 - 社会人です。簡単には休みが取れません。それでも治療出来ますか?
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矯正治療の通院は月に一度程度です。
当院は土曜も午後7時まで診療致しており、お勤めの方は土曜の午後に予約を入れておられます。
従って、治療は充分可能です。
ただ、装置をセットする日は患者様にかかりきりになるため、平日の午前中お仕事をお休みして頂くことになります。
セットの日の1回限りですので、有給休暇などをご活用下さい。 - 医療費の控除は受けられますか?
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矯正治療は、税金に関して医療費控除が受けられます。
料金についての詳しい解説はここをクリック - 違いは何ですか?
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最近は色々な診療所で矯正治療を受けることが出来ます。
では、ホンマ矯正歯科の特色、違いは何でしょうか?
(1)私どもは、矯正治療のクオリティー(質)にこだわりをもっています。
目指すのはクオリティー、そして美しさに配慮した矯正治療を行っています。
質の違いを分かりやすく理解していただくために、ホームページに術前と術後の写真を並べて提示いたしました。
矯正治療を受けてきちんと治るのだろうか? どんな矯正結果なのだろうか? 技術的に不安はないのだろうか? 患者様は多くの疑問をもたれることと思います。
回答は写真を比較してお確かめ下さい。
私どもの診療室は、どの患者様にもこのホームページに示した症例と同質の矯正治療を提供しようと心がけています。
(2)本当のことをお伝えしています。
様々な情報が飛び交う中、「本当」であることは重要です。
申し訳ありませんがホンマ矯正歯科は、耳障りの良い情報だけをお伝えするような事はしておりません。
矯正は患者様の体に直接たずさわる医療です。
たとえ耳に痛い事でも、信頼頂ける本物の情報をお伝えする義務があると考えております。
信頼出来るかどうか、症例の比較写真をご覧頂くか、直接ご来院頂きご確認下さい。
私どもの診療室は本当の情報だけをお伝えするよう、努力しています。 - ○○システムによって、矯正治療期間を短縮出来ると聞いたのですが?
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これは微妙です。メーカーは確かにそう主張しています。
しかし、別のメーカーに真贋を確かめたところ、そんなことはあり得ないと一笑に付していました。
矯正治療はどの装置を使うかではなく、使う装置を知り尽くして、いかに高い水準の治療を提供するかではないかと思っています。
患者様が装置に振り回される必要はありません。
デーモンシステムのスピード検証結果
平成18年北海道矯正学会に、デーモンシステムの「速さ」に関する実験結果について報告されました。
その結果によると、デーモンシステムと従来の矯正装置の間にスピード差は無かったということです。
デーモンシステムを使うと治療が早く進むいという前提で行った比較実験で、その差を見いだせなかったわけですから、メーカーの「デーモンは速い」と言う主張は根拠薄弱と言わざるを得ません。
どんな装置を使うかではなく、どの様な技術と知識と経験を持っているかが矯正治療の鍵なのです。
※平成30年第77回日本矯正歯科学会学術大会がパシフィコ横浜で開催されました。
基調講演はAllan R. Thom先生が「我々はどのようにここへ辿り着き、どこへ向かっているか?
(世界の矯正歯科学)」How did we get here and where are we going?[Orthodontics around the world]と言うテーマで発表を行いました。
矯正に携わる者はエビデンス(根拠)に基づいて発信しなければならない、特に企業は資本力があるのだからエビデンスが求められる。
英国においてデーモンシステムが罰則を受けた(内容は同時通訳によるもので齟齬があるかも知れません)と述べられました。
つまり、デーモンシステムの治療期間が短いとい主張は根拠がなかったと言うことです。 - 白い目立たないワイヤーがあると聞いたのですが?
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確かにあります。ただ、目立たないかと言われれば疑問が残ります。
実は、日本人の歯の色はやや黄色味がかっております。
そこに「真っ白」なワイヤーが入ると、結構目立ってしまうのです それと、今までは大きな欠点としてはがれ落ちると言う性質がありました。
医療用の装置ですから、厚労省の決めた安全基準をクリアしなければなりません。
従ってどのメーカーも既存のワイヤーにコーティングをして基準を満たしていました。
当然、コーティングの厚さ分太くなりますし、コーティング方法も限られた方法を使わざるを得ませんから、時間と共にはがれ落ちるリスクがあったのです。
ただ、これらワイヤーは素材物ですから、企業努力によって少しづつ欠点改善してきました。
当院では(治療期間が長引来ますから)積極的にはお勧めしていませんが、患者様から強い希望があったときのみ使用しています。