ホンマ矯正歯科

THE SECRET OF BEAUTY

キレイの秘密

キレイの秘密。顔の美しさとは何かについてわかりやすく解説。
E-ラインについて

キレイって何?
キレイ、すなわち美しさとは何だとお思いになりますか?

美しさの定義は広範で諸説あるのですが、「顔の美しさ」については膨大な研究から、何なのかが分かってきました。
それによると、顔の美しさとは輪郭であり、特に側貌の形が重要であると結論づけています。
つまりキレイの秘密は横顔ということ、正面から見た顔ではないのです。
では、何が横顔の美しさの「決め手」となっているのでしょうか。
実は、「鼻から顎にかけての形」が決め手なのだそうです。
ですから美容整形や矯正歯科においは、鼻から顎にかけての形をとても重要視し、 ここを結ぶ直線をエステティックライン(以下、E-ライン)と名付けて美しさの基準にしています。

■二重まぶたになりたいとか目を大きくしたい。目にこだわる方が多いのですが、顔の美しさで重要なのは横顔です。
目はむしろイメージ作りに役立っています。
※たとえば、美人はサングラスで目元を隠しても美人と分かります。
顔の輪郭が美しいからですね。
■キレイの秘密の決め手は横顔のE-ライン。
矯正歯科治療によって歯並びと同時に横顔の美しさも獲得できます。

美人の条件

美人の条件とは、E-ラインの中に唇が収まることなのです。
雑誌やコマーシャルに出てくるモデルやタレントさんの口元に注目して下さい。
ほぼ例外なく、唇がこのE-ラインの中に収まっていることに気がつくことでしょう。(モッコリしていない)

■左の写真は、上の項目「キレイって何?」のお嬢さまのE-ラインです。
鼻と顎を結んだ直線の中に上と下の唇がきちんと収まっています。
彼女のキレイの秘密はやはり口元だったのです。
■E-ライン・ビューティフル大賞は2018年度は井上真央さんが受賞されました。
それ以前は、2006年度は上戸彩さん、07年度は優香さん、08年度は釈由美子さん、10年度は井上和香さん、11年度は小池栄子さん、12年度は武井咲さん、13年度は剛力彩芽さん、15年度は吉本実憂さん、16年度は江口ともみさん、17年度は岡田結実さんが受賞しています。(該当者なしの年もある様です)
■E-ラインはアメリカの矯正医Robert Rickettsにより1954年に提唱されました。

比較画像

歯並びだけで十分ですか?

右の写真をご覧下さい。
上顎前突の患者様の術前・術後,を比較した同一人物の写真です。
治療後は口元がE-ラインの中に収まり、鼻から顎にかけて、形が整った美しい横顔になっています。
これが矯正治療によって得られる結果です。
ただしこの患者様は、成長が終了してから矯正治療を開始したため抜歯が必要でした。
抜歯と非抜歯ではどの様な違いがあるのかは、 ここをクリックすると多くの術前・術後写真がご覧頂けます。
ホンマ矯正歯科では、歯並びだけを治しているわけではありません。
できるだけE-ラインの中に口元が収まるように、美しさに配慮したトータルな歯列矯正治療をおこなっています。
あなたは歯並びが治ればそれで満足ですか?

■写真には、カラーバランス以外の加工は加えていません。また、dualbiteでもありません。
■写真の引用はご遠慮下さい
ある歯科医院のホームページに大変残念なことですが、上記写真が無断引用されていました。
当ホームページに掲載の写真を無断引用するのはご遠慮下さい。

比較画像

持って生まれた美しさ、バランス

矯正治療は鼻から顎にかけての形を整え、患者様本来の美しさを引き出すことによって「キレイ」を獲得ようとします。
具体的に説明しますと、上の術前写真では「顎の大きさ」と「歯の大きさ」のアンバランスによって上の前歯が前方に押し出され、 上唇、口角、頤の3カ所に力が入って、見るからに不安定になっています。
そこで、上の前歯を後退させてバランスを修正し、患者様が持って生まれた本来の美しさを取り戻したのです。
また、上あごと下あごの位置が前後的にズレてアンバランスになった不正咬合も、歯並びだけではなく、横顔の美しさも同時に得るよう治療しています。

本来の美しさとは何かは、上の術前・術後の比較写真をご覧下さい。

飛び抜けてキレイ!

’05年の北海道矯正歯科学会で、九州大学歯学部の中島昭彦教授が綺麗の秘密に関連ある話しとして「美人は平均顔である」という講話をされました。
すなわち、コンピューターを使ってデーターを抽出し「平均値顔」を合成すると、美人顔ができあがると言うのですから驚きです。
半信半疑でスライドを見ると、確かにコンピューターで合成した平均値顔はバランスが取れていて美しい。
なるほどやはりバランスだなと納得させられます。
ところが、「飛び抜けた美人」となると話は違って、平均値ではないと述べられました。
しかし、その違いが何かまではお話になりませんでした。
キレイの秘密を知りたいのですから、これは放ってはおけません。
そこで文献を調べてみますと、ポーラ文化研究所が1979年に発行した「化粧文化」の中にその答えがありました。
「矯正歯科から見た美」(与五沢文夫著)という論文のなかに 「美は、すでに現代の平均値的なものを超え、次の世代を予見した、いわば近い将来の次の世代を代表する平均値的なものといえるであろう」と述べてありました。
つまり、平均値よりほんの少し時代の先端を行った顔は特に美しいと言うことです。
ほんの少し時代の先端を行った顔とはどんなものでしょうか。
人類において、オトガイ(下顎の先端)は知能の発達に比例して少しずつ大きくなっています。
ですからオトガイが平均値よりほんの少し大きい人は、次代を予見させて美しいと感ずるのです。

例として上に示した術前術後の比較写真を見てください。
術前のオトガイの形が分かりにくいものに比べ、オトガイのハッキリした矯正治療後の横顔は、明らかに綺麗に見えます。
これは、人類の進歩の方向性と一致しているからなのですね。この様に、矯正治療はキレイの秘密の鍵を握っています。

飛び抜けてキレイ!(2) Pic Up!

’06年の日本矯正歯科学会で、九州大学歯学部の五百井秀樹講師が「日本人成人男女の好ましい側貌に関する評価について」というタイトルで 顔の審美性と心理的背景についてご講演されました。
前年の中嶋教授のご発表に引き続き、飛び抜けてキレイ!の核心に触れていますのでここに概要を記します。
コンピューターで作製した平均値顔と、その平均値を中心に唇の位置を1㎜刻みに前後させた結果についての比較でした。
つまり、「美人顔=平均値顔」なのだけれど、更に美しくなるためには唇をどこに位置づけたらよいのか、と言う大変面白い研究でした。
結果は圧倒的でした。多くの人は唇が平均値より後ろに下がった位置をより美しいと感じていたのです。
つまり、昨年の「平均値顔=美人顔」の補足として、平均値顔より唇を後ろに下げた方が「飛び抜けてキレイ!」になると言うことです。
更に面白いデータとして、人は平均値より唇が少しでも前に出ると、逆に急速に美しいと感じなくなるのです。
矯正専門医は、矯正治療が終わった後に「歯並びも口元も」美しくすることを目的にしていますから、E-ラインにこだわります。
すなわち口元が平均値より飛び出すことを嫌います。当然ながら抜歯の判断にも影響を与えます。
「歯を抜かない」矯正治療の中には、口元が出てしまうことを厭わないものがあります。
しかし、僅かでも平均値を超えて唇が飛び出ると「美しくなくなる」ことを、五百井先生の発表結果が示していました。

aa まとめ
三人の研究者の発表をまとめると次のようになります。
(1)平均顔は美人顔である。
(2)平均値よりほんの少しオトガイが大きい顔は特に美しい。
(3)平均値よりほんの少し唇が後退した顔は特に美しい。

■オトガイと鼻の高さ、そして唇の位置は相対的なものです。
つまり、オトガイや鼻がほんの少し高いことと唇が少し後退していることはほぼ同じ意味を持ち、 飛び抜けて美しくなるということです。

■顔認識技術と平均顔■
平成25年1月NHK教育TVで顔認識技術の特集をしておりました。
日本は現在、この技術で世界のトップを行っており、性別と年齢をほぼ正確に当てることが出来るのだそうです。
その技術の基礎となっているのは、各年代別の1500名の男女のデータベースから作った「平均顔」だそうです。
その平均顔を見て「やはり」と思いました。
どの年代の顔も、美男、美女なのです。飛び抜けてキレイとまでは言えませんが、それぞれ美しい顔なのです。

整形したの?

成人式で久しぶりにあった友人から「整形したの?」と聞かれた患者様がおられます。
「矯正して口元がキレイになったからからかなあ」ととても照れておられました。

その患者様の術前・術後写真です。 当然、整形などしていませんが、きちんとE-ラインの中に収まっています。
鼻が高く見えるようになりました。

鼻から顎にかけて美しくなっているのがお分かり頂けますでしょうか?

主訴:口元モッコリ
診断名:上顎前突および叢生
年齢:18歳
装置:マルチブラケット装置・ヘッドギア
抜歯部位:上下左右第一小臼歯
治療期間:2年
治療費:75万円
リスクと副作用:むし歯・歯周病のリスクがありますが、毎月の歯科医によるチェック・指導により最小限に抑えられます。
なお一般的なリスクはこちらをご覧ください。

尚、この患者様は抜歯をして治している症例です。
口元の写真だけでは分かりにくいかもしれませんが、本当に美人になりました。

■口元が引っ込みすぎる?■
患者様の中には、抜歯をして矯正治療をすると口元が引っ込みすぎてしまうのではと心配される方がいます。
所で、上の二枚の写真をご覧になってどちらが美しいと思われますか?
口元が後ろに下がった右の写真の方が美しく見えると思います。
ではこの写真の口元は、引っ込みすぎていると感じますか?
そんなことはありませんよね。
口元が美しく見えるのは、口元(軟組織)が骨や歯(硬組織)と調和し、筋肉の緊張が解けて調和したからなのです。
調和した口元を見て「引っ込みすぎ」と感じる人はおりません。
矯正治療は、元々口元が下がっている人を抜歯をして治すことはありません。
そんなことをすれば口元が引っ込みすぎてしまうからです。
矯正専門医が抜歯をお勧めする場合、きちんと判断を下してからですから、心配はありませんよ。

比較画像2

クチビル閉じられる?

正しい歯並びをしている人は唇に力を入れることなく閉じることができます。
ところが歯並びが悪いと、左の写真のように力まないと唇を閉じられない人もいるのです。
特にこの現象は出っ歯の人に多く見られます。
美しくあるためには無理なく唇を閉じていることが肝心。
いつもポカンと唇を開けていると、それだけで綺麗に見えません。

■この写真の患者様は「抜くの抜かないの?」のコーナーで、歯を抜かずに治した例として、 治療後の綺麗になった写真と並べてお見せしています。
術後はE-ラインの中に唇が収まっているのがご覧になれます。
■一般歯科で「唇を閉じられないのは唇の筋力が弱いから」と言われて唇の筋肉練習装置を買わされた患者様がおられます。
しかし、その患者様が唇を閉じられないのは、前歯が突出していたからです。
唇の閉鎖は、唇の筋力ではなく、力を入れずとも唇が閉じられる状態にあるかどうかなのです。

比較画像3

八重歯とEライン

日本人の中には八重歯をチャームポイントと捉えられる方がいます。一方、欧米で八重歯は、まるでドラキュラの様だと言われてしまいます。
この感じ方の差はどこから来るのでしょうか。矯正歯科の立場から解説をします。
歯の生える順番は、前歯や小臼歯が先、犬歯が後からになります。
もし、上顎の前歯4本が後ろの下がった位置に生えて来ると(小臼歯と前歯の間に)後から生えてくる犬歯のスペースが無くなります。
すると犬歯は行き場を失いますから、無理矢理ほっぺた側に生えてきて八重歯になります。
このことから、八重歯の人は「上顎前歯が後退している」ことが多いのです。
もし上顎前歯が後退していなければ、逆に出っ歯になったことでしょう。
そもそも「出っ歯」や「八重歯」は、顎のサイズに対して歯が大きすぎるから。
その上で、出っ歯になるか八重歯になるかは唇の圧力が大いに関係しているようです。
さて、出っ歯か八重歯か、その結果によって大きく違うものがあります。
それは横顔の美しさ、特に鼻から顎にかけての形態です。
出っ歯はEラインから唇が飛び出してしまいます。
八重歯の人は唇が押し出されませんからEラインに収まります。
つまり、八重歯の人は横顔が綺麗と言うことになるのです。
一方、欧米人はもともと鼻が高くてオトガイが出ていますから、多くの人の唇はEラインの中に収まっており、八重歯が横顔に与える影響はさほど大きくありません。
日本人は、八重歯の人=唇が後退=Eラインの中=キレイ、ということになりますから、パブロフの犬のように「八重歯=美人」と条件反射をしてしまいます。

【参考】
アメリカは抜歯矯正治療が主流です。しかし最近、非抜歯の治療をする専門医が増えてきました。
その理由は・・・・技術革新によるものなどではなく、白人特有の骨格形態に起因します。
そもそも白人は鼻と顎が高く、口元がEラインのなかに収まっているケースがほとんどですから、非抜歯治療の結果、口元が膨らんだとしても横顔にあまり悪影響を与えません。
むしろ抜歯すると口元が引っ込みすぎてしまい、これを嫌って非抜歯矯正が増加してきました。
ところが日本人の場合、もともと口元がEラインより出ている人が多く、これを更に外に押し広げますと「口元もっこり」になって大いに悪影響が出ます。
この様に骨格形態の違いから増えてきた非抜歯治療を、アメリカから来た「最新の非抜歯矯正法」と言うのは、患者様を惑わす言い回しと言わざるを得ません。

※知識と技術と経験が有れば、矯正治療の難しさをよく知っていますから、安易に「最新の技術だから非抜歯治療でOK」などとは言いません。

証明写真のお話

初診の患者様からお聞きした話です。
履歴書用に証明写真を撮りに行ったら、サービスの一環として画像ソフトでレタッチしてくれたそうです。
口元を手直ししたところとてもキレイになった。
口元の感じが変わるとこんなに好感度が増すものなのだとはじめて分かった。
だから矯正する気になったと仰っていました。 「そうなんだ」と感心して聞いておりましたが、しばらくしてから「なんだかなあ」と言う気がしてまいりました。
ホンマ矯正歯科のホームページに掲載している写真は基本的にレタッチしていません。
「基本的に」とお断りしたのは、症例の一部にフィルム撮影したものがあり、ネガをデジタルスキャンしたところ、どうしても色合いが合わないものが出てきてしまったのです。
その調整はしましたが、それ以外のレタッチはしていません。
術前術後の比較写真ですから当然です。
確かにレタッチ技術は上がってきているのでしょう。でも何だかなあと思うのです。
レタッチで綺麗になっても、それは本物ではありません。

■写真の無断掲載■
このホームページを載せているプロバイダーから、
当ホームページ内の写真が、複数の歯科ホームページで無断掲載されていると連絡を頂きました。
当ホームページ内の写真は全てホンマ矯正歯科で撮影したもので著作権を放棄しておりません。
写真の無断掲載はお断り申し上げます。
掲載している写真はただちに削除してくださるようお願い申し上げます。

PULL OF IT ?

抜くの?抜かないの?

矯正医の悩み

矯正専門医の一番の悩みは歯を抜くか抜かないか。
患者様にとって「歯を抜かない矯正治療」というフレーズは、とても魅力的です。
そして矯正専門医も、実は抜きたくないと考えています。
このページでは抜く矯正治療と抜かない矯正治療の違いについて、具体的な例を示して説明いたします。

※先に抜いた症例を、後に抜かずに治した症例をお見せします。
なぜ抜いたのか、なぜ抜かずに治せたのか、矯正治療にとってとても大切な情報が含まれています。
知っていると知らないとでは大違い。最後までご覧頂ければ幸いです。

なぜ抜くの?

では、なぜ抜歯と診断することがあるのでしょう。
それは、抜く以外に不正咬合の原因となっているアンバランスを取り除く方法が見あたらないからです。
なんだバランスか、と思われるかも知れません。しかし、それが肝心。
生体のバランスを崩したままに終了した矯正治療が、後になっていかに多くの弊害をもたらすか、私たち専門医はよく知っています。
また同時に、バランスを取り戻すことによって患者様がいかに改善するかも熟知しています。
その改善の目に見える部位として、側貌(横顔)があげられます。
抜くと抜かないとでは、結果に驚くほどの差が生ずるのが側貌です。以下の写真をご覧下さい。

抜くとどうなるの?

前歯が強く飛び出し、さらに骨に前後的ズレのある前突症例。 横顔の改善が求められます。
しかし、年齢的に顎の骨の成長が期待できません。 成長の見込めないこの症例は、抜歯以外に改善は望めませんでした。

抜歯症例1 ≪術前≫

前歯の突出度が強く、下の前歯と咬んでいません。
また、口唇を閉じることが困難で、無理に閉じようとすると、顎と唇に強い緊張を示しました。
きちんと無理なく唇を閉じるためのバランスを得るためには、歯を抜かざるを得ませんでした。

抜歯症例1

抜歯症例1 ≪術後≫

歯を抜くことによって前歯と唇を十分に後退させ、バランスを取ることが出来ました。
その結果、力むことなく唇を閉じられるようになり、鼻の下から顎にかけてきれいなカーブを描くようになりました。
抜歯によって得られたこの美しさは、骨格と軟組織や歯並びが調和した美しさ、即ち患者様の本来の美しさなのです。

バランスを取り戻すとはこういう事です。 側貌が改善し、美しく上品な口元になっています。これは軟組織と硬組織が調和したから得られたもの。
矯正で大切なのはこの調和なのです。
大切な歯を抜きたくない気持ちは良く分かります。健康な歯を抜くことには抵抗があるでしょう。
でもその歯が不調和を招く原因であったとしたら・・・・。
横顔はこれだけ美しくなります。矯正で歯並が良くなるのは当然、でもそれだけで満足ですか?

主訴:出っ歯
診断名:上顎前突
年齢:16歳
装置:マルチブラケット装置・ヘッドギア
抜歯部位:上下左右第一小臼歯
治療期間:3年
治療費:75万円

リスクと副作用:むし歯・歯周病のリスクがありますが、毎月の歯科医によるチェック・指導により最小限に抑えられます。
なお一般的なリスクはこちらをご覧ください。

■’05年に行われた市民公開講座「みんなの歯ならび教室」のリーフレットにこの写真が使われました。
 この写真をご覧になった方から「この写真は同一人物ですか?」と質問を受け、「その通りです」とお答えしたところ、大変驚いておられました。
 その方は術前と術後に別人の写真を載せていると思っていたのです。
■別人と見まちがうほど改善した口元、私どもの診療室はその喜びを多くの方に感じていただきたいと願っています。
■これより下に示します症例は、歯を抜いた症例も抜かなかった症例も、軟組織と硬組織が調和をしたことによって側貌がキレイになっています。
■写真の引用はご遠慮下さい ある歯科医院のホームページに大変残念なことですが、上記写真が無断引用されていました。
■当ホームページに掲載の写真を無断引用するのはご遠慮下さい。
 前歯が強く飛び出し、唇を閉じる事が出来ません。
■年齢的に顎の骨の成長が望めませんから、抜歯をせざるを得ませんでした。

抜歯症例1

抜歯症例2 ≪術前≫

唇を閉じようと力を入れているのですが、閉じきることが出来ずに中切歯が見えてしまっています。
上の前歯6本は突出し、全く噛み合っておらず、ご覧のように下の前歯との間に大きな隙間がありました。

抜歯症例2
抜歯症例2

抜歯症例2 ≪術後≫

歯を抜くことによって前歯と唇を十分に後退させ、バランスを取ることが出来ました。
その結果、力むことなく唇を閉じられるようになり、鼻の下から顎にかけてきれいなカーブを描くようになりました。
抜歯によって得られたこの美しさは、骨格と軟組織や歯並びが調和した美しさ、即ち患者様の本来の美しさなのです。

この症例は、歯を抜く以外の方法で前歯を咬ませることも横顔を改善することも出来ません。 キチンと前歯で食べ物が噛み切れる、横顔が美しくなると言うことの意義は、とても大きいものです。

主訴:出っ歯・唇を閉じにくい
診断名:上顎前突
年齢:25歳
装置:マルチブラケット装置・ヘッドギア
抜歯部位:上下左右第一小臼歯
治療期間:3年
治療費:75万円

リスクと副作用:むし歯・歯周病のリスクがありますが、毎月の歯科医によるチェック・指導により最小限に抑えられます。
なお一般的なリスクはこちらをご覧ください。

ここで示した2例は、いずれも下顎の成長がなかった症例です。よって抜歯以外では治療できません。

■「全ての症例を非抜歯で治す」ことは(技術にかかわらず)不可能なのです。

抜歯症例2

必ず抜くの?

決してそんなことはありません。
ホンマ矯正歯科では、条件が整えば抜かない矯正治療を心がけております。
その条件のひとつに下あごの成長量があげられます。
この成長を上手く利用しますと、抜かなくても軟組織と硬組織はキレイに調和することができます。
そのためには、治療開始の時期を的確に捉えることが重要なカギになります。

非抜歯症例1 ≪術前≫

上顎前突(出っ歯)の患者様を抜かずに治した例です。
上の前歯が強く突出し、 唇を閉じることが困難になっています。
無理に閉じようとすると写真のように力みが認められます。
しかしならが、幸いなことにこの患者様は下あごの成長が見込める年齢でした。

非抜歯症例1

非抜歯症例1 ≪術後≫

上顎前突が改善し、楽に唇を閉じられるようになっています。
また口元が後退した結果、鼻が高く見えるようになりました。
患者様の顎の成長を利用することで、このように抜歯をせずとも美しい口元を獲得し、理想的に矯正治療を終えることが出来ました。
歯を抜かずに治すためのもうひとつの条件が、患者様の協力度です。

主訴:出っ歯
診断名:上顎前突
年齢:10歳
装置:マルチブラケット装置・ヘッドギア
抜歯部位:非抜歯
治療期間:3年
治療費:75万円

リスクと副作用:むし歯・歯周病のリスクがありますが、毎月の歯科医によるチェック・指導により最小限に抑えられます。
なお一般的なリスクはこちらをご覧ください。

非抜歯症例1

非抜歯症例2 ≪術前≫

上の前歯(中切歯)が飛び出しているばかりではなく、隣の歯(側切歯)が内側に引っ込んで 叢生(乱杭歯)になっており、困難な治療が予測される症例でした。

非抜歯症例2

非抜歯症例2 ≪術後≫

患者様の十分な協力が得られますと、歯を抜かずに治すことが可能となります。
この患者様はヘッドギアを十分に使ってくれました。

主訴:歯並びがガタガタ・出っ歯
診断名:叢生
年齢:11歳
装置:マルチブラケット装置・ヘッドギア
抜歯部位:非抜歯
治療期間:5年
治療費:85万円

リスクと副作用:非抜歯のために矯正治療が長期に及ぶことが分かっていましたが、 患者さんの強い希望で非抜歯としました。むし歯・歯周病のリスクがありますが、 毎月の歯科医によるチェック・指導により最小限に抑えられます。
なお一般的なリスクはこちらをご覧ください。
この症例の口腔内写真は子供の矯正治療のコーナーをご覧下さい。

歯を抜かない治療だからといって、横顔の美しさを犠牲にするべきではありません。
ここに提示した二つの症例は、非抜歯矯正治療をしましたが、患者様の横顔の美しさを損なうことなく、キレイな歯並びになっております。
条件が整えば歯を抜かない矯正治療でも、ここまでキレイな横顔になります。

■上に示した2症例は、歯列弓を側方に拡大しておりません。
 条件が整えば、側方拡大や抜歯をせずとも矯正治療は可能なですが、その為には専門知識と経験が必要になります。

非抜歯症例2

抜くの抜かないの?

抜かずに治せる症例は抜きませんが、抜くべき症例は抜くと言うのが多くの矯正専門医の基本スタンスです。
一方で非抜歯矯正を主張される方はそのほとんどが矯正専門医ではありません。
なぜなのでしょう。
歯を抜いた上で「大きな改善」を得るには、抜いたスペースを有効に使うための知識・技術・経験が必要になります。
ところが、それらを持ちあわせていなければ、たとえ抜歯をしたとしても効果的な改善など望めません。
皮肉なことに、非抜歯矯正の現実は、こんなところにあるのです。
当院ではむやみに抜歯をお勧めしておりません。
お勧めする場合は、患者様に十分なメリットがあると確信したときだけです。

■十分なメリットとは■
 バランスよい矯正をすることにより長期間安定する。キチンと咬む事が出来る。
 口元がキレイで自信が持てるようになる。 笑うときに手で歯並びを隠さなくて良い。夜、唇を閉じて寝られる等々。
■抜いた方が簡単?■
 矯正治療は抜いた方が簡単ですか?と言う質問を受けることがあります。答えは抜いても抜かなくてもどちらも難しい。
 ところが、知識・技術・経験がなければどちらも簡単なのです。
 その結果、次のような患者様が生み出されてしまいます。生の声をお読み下さい。

非抜歯矯正から抜歯矯正へ、なぜ?

当院の質問掲示板に抜歯についてご質問をいただきました。
患者様は、なぜ非抜歯から抜歯矯正へ切り替える決断をされたのか? とても示唆に富んでいますので回答を一部編集し掲載します。参考にして下さい。

Question
一般歯科で非抜歯矯正をしたら、友人や家族から以前より口全体が出てきたような感じがすると言われました。

Answer
抜歯が必要なのに歯を抜かなかった治療にありがちの症状だと思われます。

先ず、抜歯に関しましては
①非抜歯で治せる症例。
②抜歯でなければ治せない症例。
③抜歯か非抜歯かの判断を迷う症例。 の3パターンがあることを念頭に置いてください。

パターン①は抜かずに治します。

パターン②の場合、矯正専門医は毅然として非抜歯を拒否します。
なぜなら、無理やり非抜歯で治療した場合の弊害を嫌と言うほど知っているからです。
言い換えると、その弊害を防ぐために歯を抜いていると言ってよいくらいないのです。

パターン③の判断を迷う場合、歯を抜かない選択をすると、治療はとても難しくなります。
ですから、非抜歯と診断する場合は、矯正専門医にそれ相応の決意が必要になります。

ところがパターン②にもパターン③にも非抜歯矯正治療を提唱される一般歯科医がおられます。
そして矯正という医療の幅に収まりきらない、残念な結果が生みだされることになるのです。
矯正専門医は歯並びだけを見ている訳ではありません。
骨格や軟組織と歯並びがいかに調和するかを、トータルに考えながら治療しています。
そのため必要なのが知識と技術と経験なのです。歯だけを見てバランスを考えず「抜かずに治せますよ」と言うだけならば非常に簡単です。 【結果が出ました下の写真をご覧ください】

この患者様の治療が終了いたしました

「非抜歯矯正をしたら、以前より口全体が出てきた」と掲示板にお書き込みいただいた患者様は、 その後当院に転院して抜歯をして再治療することになりました。
先日治療が終了しましたので、治療前後の比較写真をご覧下さい。

矯正治療はどこで治療しても同じ結果が得られるわけではありません。
左の写真は、他院で矯正治療をして「そろそろ装置を外します」と言われた時の状態です。
非抜歯で矯正治療が出来ると言われたそうですが、患者様はこんな結果になるとは思っておられませんでした。
抜歯をして再治療したところ、右写真のようになりました。
得られた結果に患者様は大変満足して下さいました。
「抜くべき症例を抜く」のは、患者様の満足が得られるとともに正常バランスが得られるからです。

抜く矯正と抜かない矯正、結果に違いがあります。
患者様はもともと綺麗なお顔立ちだったのですが、抜歯をして矯正治療することにより、E-ラインの中に唇が収まってバランスの取れたより美しい口元になりました。
本来抜かなければならない症例を、非抜歯矯正したのが左の写真。
抜歯してバランスを整えた治療が右の写真と言うことです。

主訴:口元がだんだん出っ張ってきた
診断名:上下顎前突
年齢:33歳
装置:エッジワイズ装置・ヘッドギア
抜歯部位:上下左右第一小臼歯
治療期間:2年
治療費:50万円
リスクと副作用:他院で矯正治療中に来院されました。
抜歯の必要があり、装置も付け替えなければなりません。
むし歯・歯周病のリスクがありますが、毎月の歯科医によるチェック・指導により最小限に抑えられます。
なお一般的なリスクはこちらをご覧ください。

■非抜歯治療をされた担当医は、術後に左写真のような口元になると予測していなかったか、それで良しとしたのでしょう。
問題はそこなのです。正しい知識と経験があれば、最初からこの様な治療法は選択しません。
横顔がバランスを崩しさまざまな弊害を引き起こすと予測がつくからです。
■この患者様は再矯正の結果に、大変満足していただくことが出来ました。
しかし、以下のような理由で再治療の決心が付かない患者様もおられます。
【とある掲示板から、患者様の投稿を引用】 「非抜歯矯正の結果、おかげでちょっぴり口元が盛り上がり気味ですかね…。
気持ちの折り合いをつけるつもりです。 再治療には時間もお金もかかりますし。
もしかして選択を誤ったのかもしれませんが、これもまた運命と思ってます
■さて、どう思われたでしょうか。運命とまで思うとは・・・。
本来なら術者は起こりうる結果について患者様によく伝え、抜歯と非抜歯の違いを了解していただかなければなりません。
しかし現実には以下のような説明をされてしまう場合があるのです・・・。

強制終了画像

本当でしょうか?

ある一般歯科のホームページに、抜かない理由を「視点を変え、その人が本来持っている顎の大きさにに回復させるから歯を抜かなくても矯正治療できる」のだ、 と説明してありました。
一見、説得力がありそうに見えますね。
しかし、「視点を変える」だけで抜かずに矯正できるのならば、なぜ矯正専門医達は頑として視点を変えないのか不思議に思いませんか? 「本来の大きさ」とは何でしょうか。
専門医が抜歯と言う苦渋の選択をするのには、知識と経験、そして技術に基づいたキチンとした理由があるからなのです。

つまりはこういう事です

非抜歯拡大矯正については日本矯正歯科学会の元会長、福原達郎先生がご自身の著書の中で次のように述べています。
「スクリュー式の拡大式装置」「宣伝通りにいかないばかりか、結構トラブルがあります。
正規の矯正治療教育を受けていない人が同業者に宣伝しているからだ、という意見もあります」
(※注)
そしてさらに、次のように続けています。
「必ずといっていいほど戻ってしまいます」
「ひどい歯根吸収が起きた例があります」
(主婦の友社「歯列矯正がよくわかる本」福原達郎から引用)
(※注)
矯正の専門教育を受けたことがない人が講師となって、一般歯科医に矯正を教えている。

ホンマ矯正歯科は、矯正治療の質の違いを重視しています。

一生の宝物

現代の子供たちは軟食傾向(※)にあります。
その結果噛む回数が減って、骨への刺激不足から顎がどんどん小さくなってきています。
一方で歯の大きさは、高栄養価によりむしろ大きくなる傾向にあるそうです。
当然、小さな顎の骨に大きすぎる歯は並ぶことが出来ません
無理に並べようとすれば椅子取りゲームのように骨からこぼれる歯が出てきてしまいます。
また行き場を失った歯は横顔のバランスも崩してしまいます。
バランスを考慮した矯正治療は、 横顔をきれいにし唇を楽に閉じられるようにします。
得られた美しさは一生の宝物です。
(※)咬まなくても消化出来るほど軟らかく栄養価の高い食品を食べる傾向。

口の中が狭くなるの?

「歯を抜いて矯正すると口の中の大きさ(舌房)が狭くなりすぎる」と言うような説を唱える人がいますが、その様なことにはなりませんので心配はご無用です。
上に示しました抜歯症例1および2の治療終了後の写真をご覧下さい。
口元が著しく改善しているのがお分かり頂けます。
これほど変化したならさぞや口の中も狭くなるだろうと「想像して」言ったのが、舌房が狭くなりすぎると言う説です。
矯正治療に対する正しい知識がなければこの様な思い違いを生じます。
実際の変化は限られており、舌房によって障害を起こすことはありません。
その理由を矯正専門医は良く承知していますから、この様な説は唱えません。

ネット情報??

上の記事「口の中が狭くなるの?」もそうですが、現在、ネット上には、驚くほど無責任な情報が流れています。たとえば・・・

全ての症例の 「歯を抜かない、側方拡大をしない、ヘッドギアやチンキャップなど用いない、顎間ゴムも用いない、治療期間が短い、痛みがない」

そしてそれが可能なのは、「今一番進んでいる矯正」だからだと述べています。
当然、矯正専門医ではありません。「矯正専門医ではできない治療」とも書いてあります。
出来ないのではなく矯正専門医はしないのです。弊害を熟知していますから
この様なことを言われましたら、必ず専門医の門をたたいてセカンドオピニオンを受けて下さい。
いい加減な情報には自己防衛しかありません。
【参考】 矯正専門医は学会や講習会・勉強会等の機会をとらえ常に情報を収集しています。最新の技術や知識は先ず専門医や大学の矯正学教室にもたらされます。 経験を積んでくるとそれらの技術や知識にはサイクルのあることが分かってきます。つまり、「昔使っていたが今はすたれてしまった」技術が、 形を変えてリバイバルする。言い換えると「ハヤリ」です。専門医はこの様な技術には一定の距離を置いて見ています。
その技術が本物かどうか時間をかけて検証しているのです。
ただ、どの様なハヤリ技術が出てきたとしても「基本」は変わりません。
基本を覆すような画期的な技術は、今どこにも存在しないのです。
「新しい技術だから」「特殊な技術」「最新の方法」「他では出来ない方法」を使うから非抜歯で、あるいは短期間に治療できる。
その様なことを言われたら先ず疑ってセカンドオピニオン!

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